院内定期勉強会:橈骨遠位端骨折、手根骨の動き
- 2016.09.07
こんにちは
わしざわ整形外科リハビリテーション科、柔道整復師の菊池です。
7月、8月の2回にわたり土曜日の業務終了後に院内定期勉強会を行ないました。
今回の勉強会の内容は・・・
7月は『橈骨遠位端骨折』について行い、さらに理学療法士の中村より『CRPS(複合性局所疼痛症候群)』について講義をして頂きました!!
8月は『手根骨の動き』について、また理学療法士の中村より『ストレッチ理論について』の勉強会を行ないました。
橈骨遠位端骨折は、日常において転倒時に手を着いた時などに骨折しやすい手関節の骨折です。骨折後、キプスで4~6週間程固定する期間があるため、ギプス除去後のリハビリでは、手根骨の可動性の低下が、手首の可動域制限に繋がるため、リハビリを進めていく中で、手根骨の動きは、とても重要になってきます。またCRPSは、慢性的な痛みや浮腫、皮膚温異常などの症状が生じる難治性疼痛症候群であり、橈骨遠位端骨折後などに症状が出現する可能性があり、骨折後のリハビリを行う上で注意する必要があります。理学療法士の中村からCRPSの講義やストレッチ理論について指導して頂き、自分の知らない知識もあり、とても勉強になりました。
今回の勉強会資料を作成するにあたり、改めて橈骨遠位端骨折について再学習出来たことと、手根骨の動きを細かく勉強できたことで、今まで以上に橈骨遠位端骨折に関する知識と手関節の動きに関しての知識が整理でき、勉強になりました。
今後も、日々の勉強を怠らず、日々精進しながらリハビリに取り組みたいと思います。