膝の痛みとO脚の関係について

  • 2021.10.08

こんにちは。

東京都足立区竹の塚にあるわしざわ整形外科スポーツ整形外科リハビリテーション科の理学療法士の工藤です。今回は、膝関節の痛みとO脚(内反膝)の関係について、お話したいと思います。

膝の関節とは、大腿骨(太ももの骨)脛骨(すねの骨)、そして膝蓋骨(膝のお皿)という3つの骨でできている関節です。立ち上がるしゃがむ正座をする歩く自転車を漕ぐといった日常の動きの中でよく使われる関節ですが、体重を支えるためには3つの骨だけではとても不安定で、大腿骨と脛骨の間には半月板といわれる厚い軟骨や、前・後十字靭帯、内側・外側側副靭帯という4つの靱帯があり、内側と外側から膝の関節を支えています。

 高齢者で膝関節の痛みを訴える方の多くは、変形性膝関節症であることが多いと思われます。変形性膝関節症とは、ロコモティブシンドロームの原因となる代表的な疾患で、関節軟骨の変性を基盤とした非炎症性の疾患です。明らかな原因がない一次性と、代謝性疾患、外傷、先天異常などの明確な原因がある二次性があります。発症初期には、膝関節のこわばりや、長時間座っていた後の立ち上がり・歩きはじめの痛みがあることが多く、いったん歩きはじめると痛みは軽くなりますが、長時間歩くと再び痛くなるという症状があります。

その中でも、O脚(内反膝)とは、内側型変形性膝関節(図1)の方にみられる特徴的な脚の状態をいいます。普段の姿勢の悪さ体重によるストレスで、骨盤や関節の歪みや捻じれが生じ、筋肉が伸びてうまく使えなくなったり、逆に縮んで硬くなってしまうことで、膝が外に開き、O脚になります。O脚になると膝の内側の関節には潰されるストレスがかかったり、外側の関節には伸ばされるストレスが加わり、体重を掛けた時や膝を動かしたときに痛みが出ることになります。

あなたの膝は、O脚ではないですか??

最後に自分の膝が、O脚なのか不安だという方もいらっしゃると思います。そこで自宅でも簡単に出来るO脚チェック法を紹介したいと思います。

  • まっすぐ前をみて立ちます。
  • 膝のお皿を正面に向けて足の内側(内くるぶし)がくっつくようにします。

※立つのが大変な方は近くのつかまれるものがあるところで立ってください。

  • 膝の内側に手の指を横にして2本以上入る(図2、3)方はO脚の可能性があります。

※不安な方は正確な診断・治療のために医療機関での受診をお勧めいたします

次回は、O脚の方の痛みに対する運動の方法について紹介していきます。少々、お待ち下さい。

【参考文献】

標準整形外科学 第13版 p664-665

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