テニス肘の治療:ストレッチ編

  • 2020.09.04

皆さんこんにちは。 足立区竹の塚にあるわしざわ整形外科 スポーツ整形外科リハビリテーション科、理学療法士の柴崎と柳瀬です。

皆さんは外側上顆炎という怪我をご存知でしょうか?

別名“テニス肘”と呼ばれており、テニスはもちろん他の腕を使うスポーツや、仕事中や家事動作など、腕にかかる負担の増加によって発生する障害であり、スポーツしている学生に関わらず中高年の方など、幅広い年齢層で起こりうる痛みになります。

これは“オーバーユース障害”、いわゆる使い過ぎによって起こるため、腕に負担のかかるスポーツ等をされている方にとっては予防を心がけることが重要です。

しかし、テニス肘に有効な予防手段というものは、まだ確立されていません1)

そのため、普段からストレッチや筋力トレーニングによって、腕の状態を良い状態に保っていることが重要です。 t特に肘の外側に付着する短橈側手根伸筋という筋肉がポイントになります。

そこで今回は、コートでも家でもどこでも簡単に出来る短橈側手根伸筋のストレッチの方法を紹介していきます。

  • 肘を伸ばし、手のひらを下に向けた状態で肩の高さまで腕を上げます。
  • 次に、反対側の手で上げた方の手を持ち、下に引っ張り5秒保持し10回行いましょう。

この様なオーバーユース障害は一度かかると完治するまでに3週間~数ヶ月かかることがあります。

また、肘周りの痛みであっても原因が肩や首など肘以外の場所にあることも多いので、痛みが強い場合や、なかなか痛みが減らない場合は医療機関の受診をお勧めします。

  1. CR Gambrell:Overuse syndrome and the unilateral upper limb amputee:Consequences and prevemtion.J of Prosthetics and Orthotics.Vol20(3),2008.
  2. 新井猛:高齢者テニス愛好家の肘の障害:臨床スポーツ医学.Vol34(5),2017

足立区竹の塚の整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科
わしざわ整形外科

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