扁平足の原因は?
- 2020.10.30
こんにちは。
足立区竹の塚にあるわしざわ整形外科スポーツ整形外科リハビリテーション科、理学療法士の遠藤です。
今回は、扁平足について説明したいと思います。人の足は本来、横から見ると土踏まずに沿って弓のようにアーチ型になっています。これを『 アーチ構造 』といい、足の骨の周囲にある筋肉や腱、靱帯などの組織によって支えられています。『 扁平足 』とは、アーチを支える組織が何らかの原因で変化し、足の裏が平らになった状態をいいます。
【扁平足の原因 】
子供の頃は、一般的に扁平足を形成しています。6歳頃からアーチをつくる骨が形成されてきて、10歳頃までにすべての足の骨が出来上がります。しかし歩く時間の減少や運動不足を中心に(靴文化の発展、路面の整備化なども影響し)足趾の活動量が減少してしまい足趾を曲げる筋力が低下すると、アーチの形成が阻害され扁平足となってしまいます。また扁平足が原因で引き起こる症状(外反母趾・足底腱膜炎・有痛性外脛骨・アキレス腱周囲炎)も様々あるので、日常生活やスポーツ動作にも影響が出る可能性があるので注意が必要です。
【治療法】
足の筋肉を鍛えてアーチのバネの作用を働かせたり、足首周囲の筋肉や足裏の筋肉をストレッチをして柔軟性を出すことで、足の負担を軽減します!
【正しい靴選び】
自分の足に合った正しい靴選びをすることで、足の機能を働きやすくしたり、負担を軽減します!!
扁平足は、アーチ(土踏まず)が低下しているのみですが、唯一地面に接しているのが足なので、アーチが低下することで足部のみでなく姿勢などにも悪影響を及ぼします。そのため日頃から、足首や足趾の筋力を強化したり、柔軟性を維持するためにストレッチを行うことで、日々のケアの積み重ねが健康な足・健康な体を維持するカギを握ります。痛みが継続する場合、スポーツ動作にも支障が出るようならば、リハビリをすることをお勧めします。
足立区竹の塚の整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科
わしざわ整形外科
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